Littledogman’s diary

気ままに書いています

尾道の古本屋&デニム巡り

尾道の古本屋&デニムの旅】※長文
主に尾道の古本屋巡りをしました(^ ^)

 

まずは階段をトントン上がって
三軒屋アパートメント2階の『ホホホ座コウガメ』さんへ♩

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山崎ナオコーラさんの「かわいい夫」というエッセイを購入。
初めて腰痛を訴えたら、母に笑われ夫に小説ネタにしたら?と同情されないクダリが面白くて。
素敵なリトルプレスもたくさん置いてありました。

 

次に、コウガメの優しい店員さんに薦められた「紙片」なる本屋へ向かいます。

時計じかけの看板からして怪しかったのですが、灰色漆喰の店内はギャラリーよりもアートを感じる空間でした。

 

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天井から棚が釣られていて
本を手に取ると揺れる…
そのせいもあり詩集を一冊購入。

この古本屋で、面白い出会いがありました。
1軒目の本屋で会ったアメリカ人が本棚を見ていたので
「私がさっきトイレをガイドしたよね?」と話しかけたら
「おお、また会ったね、キミも古本屋巡り?」

彼はこれから恋人と、三軒目の“弐拾dB(にじゅうでしべる)”というお店へ行くんだとのこと。

もしかしたら、また会えるかもね
と手を振って別れた。

「紙片」の店主さんは
寡黙な感じのカッコいい感じの人で、さいしょ話しかけづらかったけど、お会計の時に聞くと、お店のデザインの事を親切に教えてくれました。

 

そして商店街を進んでいくと、尾道デニムプロジェクトのお店がありました。

おそるおそる入ると、笑顔の素敵な店員さんがいて、一本一本のデニムにまつわるストーリーについて教えてくれました。

シェフのデニムの裾にキラ星のように点が散らばっているのは、掃除の時にブラシがはじいてしまった洗剤が付いた痕。
ブランド戦略家の太ももの処が色落ちしているのは、飛行機などで移動する際に、パソコンなどを置いていたから。

など、様々な職業の方に履いてもらったデニムを店頭に並べて販売していました。
協力者に2本のデニムを渡して、交代で履いてもらい、週に一回訪ねていって回収し、島根県の洗濯屋さんへ出す。
それを一年〜二年繰り返すという途方も無く根気の必要な仕事が生み出した特別なモノ。

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好みのデニムに出会ったとしても、サイズ、丈の長さが合うとは限らず、買う方にも運命的な何かしらが求められるそうです☆

 

笑顔の素敵な店員さんに道を聞いて
例の“弐拾dB(にじゅうでしべる)”へ♩

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病院だったという建物へ入ると、待合室だった空間には安価な文庫本が、受付の前にはフライヤーなど、奥の診察室には掘り出し物の本がありました。

昨年できた古本屋らしく、23歳の店長さんは「本も少ないしまだまだ」と言ってましたが、個人的にはここの本が一番心引かれ買いやすかったです。
そしてやはり!アメリカ人の青年と再会しました‼︎

 

尾道を久しぶりに訪れて
若い人にチャンスを与える街って素敵だな♩
どのお店の方も感動的に素晴らしいな〜
と感じました(^_^)☆